Another Milk tea.
最後なのに、こんなプレゼントでいいのかわからない…
けど和哉から聞いた話だと、雛那ちゃんは俺の淹れたミルクティーをとても気に入ってくれていると…
だったら最後はそのミルクティーを飲ませてあげたい。
…………………お揃いのカップに淹れて…
俺に背中を向けて学校へ向かって歩き出した雛那ちゃんの腕を掴んだ。
「Thank you so far.
And I'm sorry.
I love you, Hina.」
俺は雛那ちゃんにキスをした。
俺の言った英語は一応…
簡単なつもり。
だけど言われた本人は何が起こったわからない顔をしている。
こりゃ英語の意味も分かっていないな…
教えたはずなんだけどな…
俺はポンッと背中を押して雛那ちゃんを学校へ向かわせた。