【短編】Love agains
 突然の告白に頭が追いつきませんでした。

だって、いつも見ていた人がいたから…。



 春風が桜をのせて、目の前を舞い上がった。


「す、杉崎さん…?」


「…あ、ごめんなさい…」


 すこしぼおっとしてしまったのか、不思議そうに覗き込んできた彼の言葉にようやく意識を取り戻しました。







 気づいたら、頬は濡れていた。

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