【短編】Love agains
 目があわせられなかったけど、彼は何も言わずにあたしの髪をなでてくれた。


 毛先をくるくる巻いたあたしの髪は、彼に絡まって離そうとしない。




 …――まるで、今のあたしだ。







「一杯だけ、ね?」



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