【短編】Love agains
 そして、駅前に着いたけどソイツは歩くことをやめない。


朝も早い休日だったから、すごく静かで、たまにスーツのサラリーマンが通るくらいだ。




 猫がやっと立ち止まったのは、バスのロータリーに抜ける階段前だった。



 …にゃあ。


もう一度、猫が鳴くから。







「お前、どこからきたの?」



< 38 / 62 >

この作品をシェア

pagetop