すれ違い*Pure Love《1》





それから二日はあっという間に過ぎ、告白する覚悟ができないままバレンタイン前日になってしまった。




「はぁぁ〜」


「うわっ、不幸オーラ全開じゃん!!幸せ吸い取られる〜」


大きなため息を繰り返す私の横で七海がケラケラ笑って言う。


そんな七海をチラッと見てまたため息。


ため息ばかりの自分がイヤになってまたため息。


その繰り返しはその後もしばらく続いた。






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