すれ違い*Pure Love《1》





そう思ったら、ウジウジ悩んでたのがバカらしくなって、気付いたら家を飛び出していた。


今からダッシュすれば、6限には何とか間に合うだろう。


そんなことを考えながら、俺はひたすら走っていた。


まだ肌寒いこの時期に、マフラーもセーターも忘れて。


でも、そんな寒さも忘れてしまうくらい、暑くて汗が出るくらいに、必死になって走っていた。






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