すれ違い*Pure Love《1》





キーンコーンカーンコーン



6限開始を告げるチャイムが聞こえてきたそのとき、俺はちょうど、学校近くの公園の角を曲がったところだった。


ヤベー!!


そう思いながらダッシュで校舎へ向かい、昇降口を通り、階段を駆け上がる。












昇降口で慌てて靴を履き替えた俺は、気づかなかったんだ…









俺の下駄箱の3つ右横。


彼女の下駄箱が、空になっていたってことに…






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