ずっと好きだったんだよ
好きでもいいの?
高校3年、春――…
私は校門で綺那と待ち合わせをし、クラス発表が貼り出されている掲示板を見に行った。
1組から順番に見ていき、5組まできた。
“阿部 悠也”
そして、その横に
“有沢 奈緒”
今までなら、見つけた瞬間、喜んでいた。
だけど、今の私は喜べない。
せっかく離れられると思っていたのに……
そして、順に下を見ていくと
“樫原 陽輝”
“栗原 綺那”
“西野 哲”
三人の名前もあった。
また五人、一緒なんだ。
高校最後の年、仲の良い友達がみんな同じクラスになれた事は嬉しい。
嬉しいけど、なんか複雑な気持ちだった。
クラス全員の名前を見ていく。
そして、下の方に……
“松下 栞”
栞の名前もあった。
栞も同じクラスなんだ……
私は校門で綺那と待ち合わせをし、クラス発表が貼り出されている掲示板を見に行った。
1組から順番に見ていき、5組まできた。
“阿部 悠也”
そして、その横に
“有沢 奈緒”
今までなら、見つけた瞬間、喜んでいた。
だけど、今の私は喜べない。
せっかく離れられると思っていたのに……
そして、順に下を見ていくと
“樫原 陽輝”
“栗原 綺那”
“西野 哲”
三人の名前もあった。
また五人、一緒なんだ。
高校最後の年、仲の良い友達がみんな同じクラスになれた事は嬉しい。
嬉しいけど、なんか複雑な気持ちだった。
クラス全員の名前を見ていく。
そして、下の方に……
“松下 栞”
栞の名前もあった。
栞も同じクラスなんだ……