ずっと好きだったんだよ
第一章
出会い。そして、好き?
桜の花びらが舞うこの季節。
私は中学に入学をする。
入学式を終え、小学校の頃から一番仲良しだった友達の植村 萌実(うえむら もえみ)と一緒に教室へ向かった。
ちなみに、私と萌実は同じクラスだ。
私達が教室に入ると、窓際にすごい人だかりが出来ていた。
「うっわぁー。あそこ、すごい人だね……」
その人だかりに驚き、私が立ち止ると
「うん……」
私の隣で萌実も、その人だかりを見て驚いていた。
「あっ!!」
「何?どうしたの?」
私は、いきなり大きな声を出す萌実を見る。
「そういえばさ。さっき女の子達が、うちのクラスに“阿部くんっていうカッコイイ人がいる”って、言ってたじゃん!!きゃぁー!どんな人だろう?見えないかなぁ……」
萌実はさっきまでとは違い、目をキラキラ輝かせながら、人だかりの中にいるであろう阿部くんを見ようと、その場をぴょんぴょんと飛び跳ねる。
私は中学に入学をする。
入学式を終え、小学校の頃から一番仲良しだった友達の植村 萌実(うえむら もえみ)と一緒に教室へ向かった。
ちなみに、私と萌実は同じクラスだ。
私達が教室に入ると、窓際にすごい人だかりが出来ていた。
「うっわぁー。あそこ、すごい人だね……」
その人だかりに驚き、私が立ち止ると
「うん……」
私の隣で萌実も、その人だかりを見て驚いていた。
「あっ!!」
「何?どうしたの?」
私は、いきなり大きな声を出す萌実を見る。
「そういえばさ。さっき女の子達が、うちのクラスに“阿部くんっていうカッコイイ人がいる”って、言ってたじゃん!!きゃぁー!どんな人だろう?見えないかなぁ……」
萌実はさっきまでとは違い、目をキラキラ輝かせながら、人だかりの中にいるであろう阿部くんを見ようと、その場をぴょんぴょんと飛び跳ねる。