ずっと好きだったんだよ
って、私、一度、悠也を怒らせている。
同窓会の二次会の時。
まぁ、それは私がしつこく悠也に栞の事を聞いたからなんだけど。
でも、その時よりも、結婚式の時の方が機嫌は悪そうだったし、あんなに機嫌の悪い悠也を見るのは初めてだった。
「悠也、相当、奈緒の事が好きなんだね!」
ふふふっ、と綺那は笑いながら言う。
私の“好き”って気持ちの方が大きいと思っていたけど、綺那にそんな風に言ってもらえて嬉しかった。
「奈緒ちゃぁーん!綺那ちゃぁーん!」
悠也達から視線を外して、そんな会話をしていると、大きな声で呼ばれる。
私と綺那が声のした方を見ると、佐々木くんが大きく手を振りながら私達の方へ走って来ていた。
佐々木くんに大きな声で呼ばれ、私は恥ずかしくなり、“周りに人がいなくてよかった……”と、ホッとする。
綺那も「あんなに大きな声で呼ばれちゃ、恥ずかしい」と、嫌そうな顔をしていた。
そんな事を思っているなんて知らない佐々木くんは、私達の所まで来て「久しぶり!」と笑顔を見せた。
同窓会の二次会の時。
まぁ、それは私がしつこく悠也に栞の事を聞いたからなんだけど。
でも、その時よりも、結婚式の時の方が機嫌は悪そうだったし、あんなに機嫌の悪い悠也を見るのは初めてだった。
「悠也、相当、奈緒の事が好きなんだね!」
ふふふっ、と綺那は笑いながら言う。
私の“好き”って気持ちの方が大きいと思っていたけど、綺那にそんな風に言ってもらえて嬉しかった。
「奈緒ちゃぁーん!綺那ちゃぁーん!」
悠也達から視線を外して、そんな会話をしていると、大きな声で呼ばれる。
私と綺那が声のした方を見ると、佐々木くんが大きく手を振りながら私達の方へ走って来ていた。
佐々木くんに大きな声で呼ばれ、私は恥ずかしくなり、“周りに人がいなくてよかった……”と、ホッとする。
綺那も「あんなに大きな声で呼ばれちゃ、恥ずかしい」と、嫌そうな顔をしていた。
そんな事を思っているなんて知らない佐々木くんは、私達の所まで来て「久しぶり!」と笑顔を見せた。