ずっと好きだったんだよ

　ずっと一緒に

それからの私達は、というと……


休みは、やっぱりなかなか合わない。

だから、その分、お互いの家で過ごしたり、どっちかの部屋に泊まったりと、少しでも一緒にゆっくりといられる時間を作った。

そして、特に大きな喧嘩をする事もなく、月日は流れていった。


ただ、喧嘩はしないけど、連絡もなく帰りが遅くなると、悠也に怒られる事はよくあった。

それは、私を心配しての事だろうけど。


「危ないから、遅くなるなら迎えに行くって言っているだろ！」


いつも、そう言って私は怒られる。

だけど、悠也も仕事をしているし、悠也だって疲れている。

そう思うと、遅くなる日も帰る前に悠也に連絡を入れられない。

帰る前に連絡を入れると、悠也は本当に迎えに来てくれそうだから。

だから、いつも私は家に帰ってから“ただいま”と悠也にメールを打つ。

すると、悠也から電話が掛かってきて、怒られる。

毎回そんな感じで怒られるから、私もたまに拗ねたりするけど、ほとんど喧嘩にまではならない。


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