ずっと好きだったんだよ
クリスマスイブの日に、悠也からのプロポーズ。

年が明けてからお互いの両親に挨拶をし、式場を決めたり新居を探したりで、慌ただしい日々が続いている。

籍を入れる日に結婚式をしようとしていたけど、私の仕事の都合上、結婚式は9月にし、籍を先に入れる事にした。



3月――…


一年前の今日、萌実と陽輝が結婚した。

そして、その日は私と悠也が付き合った日でもある。

その日に久しぶりにみんなで集まる事になっていた。

前から“その日に集まろう”という事は決まっていたから、その当日は早番にし、次の日は休みというシフトにして貰っていた。


仕事を終えた私は、いつも悠也が待っていてくれるカフェへ向かう。


「お待たせ」

「じゃぁ、行こうか」


私達は手を繋ぎ、みんなで集まるお店へ向かう。

そのお店に着くと、萌実と陽輝、それに綺那とてっちゃんがもう集まっていた。


「よっ!」


悠也がみんなに声を掛け、空いている席に座る。

そして、私もその隣に座る。

みんなが頼んだドリンクが運ばれてくると


「カンパーイ!」


私達は久しぶりの再会を楽しんでいた。


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