ずっと好きだったんだよ
―綺那 side―
「はぁ?」
私は親友の奈緒の言葉を聞いて呆れた。
早番だった今日。
久しぶりに奈緒と一緒にご飯を食べている。
勤務形態が似ている私と奈緒。
早番の日がかぶれば、一緒にご飯を食べに行く。
今まではよく一緒にご飯を食べに行っていたけど、奈緒と悠也が付き合うようになってからはあまり行けてない。
で、久しぶりに会った親友の言葉に私は呆れたのだ。
「悠也、今でも栞の事が好きなのかな……?」
そう不安そうに言う奈緒の言葉に。
「はぁ?何でそんな風に思うの?」
「この間、悠也の部屋に行った時にね、見付けた」
「何を?」
「栞にあげる予定だったプレゼント」
はい?
どういう事?
高校2年の時から付き合いだした悠也と栞。
だけど、二人は大学に入ってから別れた。
別れた後、しばらく悠也は栞の事を引きずっていたけど。
“悠也は今も栞の事が好き?”
ありえない。
奈緒と付き合う前の悠也を見ても思ったけど、悠也は本当に奈緒の事が好きだ。
しかも、かなり独占欲も強い。
奈緒が他の男の人と話しているだけで、悠也の機嫌は悪くなる。
最近は、奈緒が哲と仲良さげに話しているだけでも、悠也の機嫌は悪くなる。
哲はそんな悠也に気付いて、わざと奈緒に話しかけたり、高校時代の様に仲良くじゃれたりしているけど。
哲は悠也の反応を見て楽しんでいるけど、当の本人奈緒は全く気付いていない。
今の悠也を見る限り、悠也が奈緒以外の女に想いがあるなんてありえない。
「はぁ?」
私は親友の奈緒の言葉を聞いて呆れた。
早番だった今日。
久しぶりに奈緒と一緒にご飯を食べている。
勤務形態が似ている私と奈緒。
早番の日がかぶれば、一緒にご飯を食べに行く。
今まではよく一緒にご飯を食べに行っていたけど、奈緒と悠也が付き合うようになってからはあまり行けてない。
で、久しぶりに会った親友の言葉に私は呆れたのだ。
「悠也、今でも栞の事が好きなのかな……?」
そう不安そうに言う奈緒の言葉に。
「はぁ?何でそんな風に思うの?」
「この間、悠也の部屋に行った時にね、見付けた」
「何を?」
「栞にあげる予定だったプレゼント」
はい?
どういう事?
高校2年の時から付き合いだした悠也と栞。
だけど、二人は大学に入ってから別れた。
別れた後、しばらく悠也は栞の事を引きずっていたけど。
“悠也は今も栞の事が好き?”
ありえない。
奈緒と付き合う前の悠也を見ても思ったけど、悠也は本当に奈緒の事が好きだ。
しかも、かなり独占欲も強い。
奈緒が他の男の人と話しているだけで、悠也の機嫌は悪くなる。
最近は、奈緒が哲と仲良さげに話しているだけでも、悠也の機嫌は悪くなる。
哲はそんな悠也に気付いて、わざと奈緒に話しかけたり、高校時代の様に仲良くじゃれたりしているけど。
哲は悠也の反応を見て楽しんでいるけど、当の本人奈緒は全く気付いていない。
今の悠也を見る限り、悠也が奈緒以外の女に想いがあるなんてありえない。