ずっと好きだったんだよ
「処分するのを忘れていただけじゃないの?」
奈緒の話からすると、その奈緒が見つけたプレゼントは確実に栞にあげるつもりだったのだろう。
大学1年の夏頃に、悠也と栞は別れた。
だから、きっとプレゼントをあげる前に栞と別れたのだろう。
別れてしばらくは、栞の事が忘れられず、なかなか処分が出来なかったのかもしれないけど、今となっては、ただ処分をするのを忘れていただけ。
というより、それを持っていた事すら忘れていたんじゃないかな?
奈緒と悠也は、7月に籍を入れる。
それと同時に、新居に住む。
で、今二人はそれぞれ引越しの準備をしている。
引越しの準備をしていた時に、そのプレゼントが出て来ただけじゃないの?
私が“処分するのを忘れていただけ”と言っても、奈緒は納得せず、不安そうな顔をしていた。
悠也にかぎって、奈緒以外の女に気がある事はない。
奈緒自身、悠也に想われている事はわかっているはず。
それでも、不安なんだろう。
そんな奈緒の表情を見て、私は悠也に苛立つ。
奈緒の話からすると、その奈緒が見つけたプレゼントは確実に栞にあげるつもりだったのだろう。
大学1年の夏頃に、悠也と栞は別れた。
だから、きっとプレゼントをあげる前に栞と別れたのだろう。
別れてしばらくは、栞の事が忘れられず、なかなか処分が出来なかったのかもしれないけど、今となっては、ただ処分をするのを忘れていただけ。
というより、それを持っていた事すら忘れていたんじゃないかな?
奈緒と悠也は、7月に籍を入れる。
それと同時に、新居に住む。
で、今二人はそれぞれ引越しの準備をしている。
引越しの準備をしていた時に、そのプレゼントが出て来ただけじゃないの?
私が“処分するのを忘れていただけ”と言っても、奈緒は納得せず、不安そうな顔をしていた。
悠也にかぎって、奈緒以外の女に気がある事はない。
奈緒自身、悠也に想われている事はわかっているはず。
それでも、不安なんだろう。
そんな奈緒の表情を見て、私は悠也に苛立つ。