ずっと好きだったんだよ
「えっ?奈緒、お前、悠也に気持ちを伝えたのか?」
陽輝の問いに、私は首を横に振る。
「じゃぁ、なんで……。なぁ、何があったか話せるか?」
私はさっきの出来事と、私の気持ちを話した。
「なぁ、奈緒。もう気持ちを伝えたら?その方がラクになるんじゃねぇ?」
私は俯きながら、大きく首を横に振る。
「アイツは、はっきり言わないと気付かないぜ?悠也の中では奈緒は“何でも話せる友達”なんだから」
私は顔を上げ、陽輝を見る。
「俺達、高校に入っても同じクラスになれただろ?その時、悠也、奈緒と同じクラスになれた事をすごく喜んでいたんだ。だから、俺、“もしかして悠也も奈緒の事を?”って思った。だけど、その後、“何でも話せるから、奈緒とはずっと友達でいたい”って言っていたんだ」
そうなんだ……
「じゃぁ、私が気持ちを伝えても無理じゃん。だって、悠也の中では友達なんでしょ?」
「今はな。でも、奈緒が気持ちを伝えたら、変わるかもしれないだろ?っていうか、気持ちを伝えなきゃ、何も変わらないじゃん。奈緒、今、辛いんだろ?」
陽輝の問いに、私は首を横に振る。
「じゃぁ、なんで……。なぁ、何があったか話せるか?」
私はさっきの出来事と、私の気持ちを話した。
「なぁ、奈緒。もう気持ちを伝えたら?その方がラクになるんじゃねぇ?」
私は俯きながら、大きく首を横に振る。
「アイツは、はっきり言わないと気付かないぜ?悠也の中では奈緒は“何でも話せる友達”なんだから」
私は顔を上げ、陽輝を見る。
「俺達、高校に入っても同じクラスになれただろ?その時、悠也、奈緒と同じクラスになれた事をすごく喜んでいたんだ。だから、俺、“もしかして悠也も奈緒の事を?”って思った。だけど、その後、“何でも話せるから、奈緒とはずっと友達でいたい”って言っていたんだ」
そうなんだ……
「じゃぁ、私が気持ちを伝えても無理じゃん。だって、悠也の中では友達なんでしょ?」
「今はな。でも、奈緒が気持ちを伝えたら、変わるかもしれないだろ?っていうか、気持ちを伝えなきゃ、何も変わらないじゃん。奈緒、今、辛いんだろ?」