忘れられたクラスメイト

___あれから、どれくらいたったのだろう?


あたしはひんやりとする床に座りこんでいた。


はぁ、はぁ。


聞こえてくるのがあたし自身の息づかいだと気づくのにも、ずいぶん時間がかかったように思える。

いや、ひょっとしたらまだあれから数分しかたっていないのかもしれない。

冬だというのに、額に汗が流れていた。


落ち着け……落ち着かなくっちゃ……。


ぼんやりした思考であたりを見回すと、いくつかの目があたしを無表情に見ていることに気づく。


誰!?

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