私を本気にさせないで
「もう本当に可愛すぎて俺、白田先輩のこと世界中の人に自慢したいんですけど」
「なっ、何言って……!」
咄嗟に彼の頭を軽く叩けばすかさず彼は「そういうところが可愛いんですよ」なんて言ってくる。
行き交う人により一層注目されていると理解していても、どうしようもない。
ただ彼が愛しくて、初めて見下ろす彼の姿から視線を逸らせないから。
ゆっくりとしがみついていた手を離し、私を見上げる彼と視線を合わせれば、嫌でも胸がトクンと鳴る。
「俺も大好きですよ。……いや、俺の方がきっと大好きすぎると思う」
「……っ!!」
相変わらずあどけない笑顔を見せる彼。
最初はまさかただの後輩としか思っていなかった彼のことを、こんなに好きになるとは夢にも思わなかった。
「なっ、何言って……!」
咄嗟に彼の頭を軽く叩けばすかさず彼は「そういうところが可愛いんですよ」なんて言ってくる。
行き交う人により一層注目されていると理解していても、どうしようもない。
ただ彼が愛しくて、初めて見下ろす彼の姿から視線を逸らせないから。
ゆっくりとしがみついていた手を離し、私を見上げる彼と視線を合わせれば、嫌でも胸がトクンと鳴る。
「俺も大好きですよ。……いや、俺の方がきっと大好きすぎると思う」
「……っ!!」
相変わらずあどけない笑顔を見せる彼。
最初はまさかただの後輩としか思っていなかった彼のことを、こんなに好きになるとは夢にも思わなかった。