私を本気にさせないで
「なっ、なによ……!」
この笑顔を至近距離で見せられるようになって一ヵ月は経つというのに、いまだに慣れずやっぱりドキッとさせられてしまう。
だけどそれがなんか悔しくて強気で問い詰めれば、彼は甘い顔をして微笑んだ。
「白田先輩はやっぱり可愛いなって思って」
「……っ!」
なっ、なにを言い出すのだろうか!
面と向かって「可愛い」だと!?
こっちは呆気にとられているというのに、大森君はニコニコと笑っているだけ。
カフェオレを口に含んでいなくてよかった。
だって間違いなく今口の中にあったら吹き出していたもの。
「そうやって驚く顔も可愛いですよ」
ダメ押しにまた“可愛い”と言ってきた彼に、いよいよ面食らってしまう。
この笑顔を至近距離で見せられるようになって一ヵ月は経つというのに、いまだに慣れずやっぱりドキッとさせられてしまう。
だけどそれがなんか悔しくて強気で問い詰めれば、彼は甘い顔をして微笑んだ。
「白田先輩はやっぱり可愛いなって思って」
「……っ!」
なっ、なにを言い出すのだろうか!
面と向かって「可愛い」だと!?
こっちは呆気にとられているというのに、大森君はニコニコと笑っているだけ。
カフェオレを口に含んでいなくてよかった。
だって間違いなく今口の中にあったら吹き出していたもの。
「そうやって驚く顔も可愛いですよ」
ダメ押しにまた“可愛い”と言ってきた彼に、いよいよ面食らってしまう。