放課後コイ綴り
あとがき2
はじめましての方もお久しぶりの方もどうも、ひい。です!
本来ならこの作品で再びあとがきを書く予定ではなかったのですが、思ったよりずっと長くなったので少しだけ、綴らせていただきたく思います。
『放課後コイ綴り』を執筆していた当時、私は高校生でした。
完結した時には卒業していましたが、ふみや一条くんと同い年だったあの頃を思い出すとまだ1年と少ししか経っていませんが眩しく感じます。
高校生って、どうしてあんなに輝いているのでしょう。
スカートをひらりと翻して、好きなものにまっすぐで、どこまでも愛おしくて。
今回は、そんな年齢から大人になったふたりのお話でした。
ですが大人になっても変わらないこと、変わらない恋がありました。
実らなかった恋をもう1度、今度こそ、と願ったふたりの結末を慈しんでいただけたらと、身勝手にも願ってしまいます。
ちなみに彩先輩のペンネームが『ひいな』と私のペンネーム『ひい。』に似ていたのは、『放課後コイ綴り』の作者になるという設定があったからだというネタバラシをさせてください。
彼女の方が私よりずっと文章力が高いのですけどね。
あとは、一条くんの告白に対するふみの返事が隠されていますので、よければ本編同様に目次を確認してみてください。
1年以上かかってしまいましたが、大人になったふたりをようやくお届けすることができたところで、これにてふたりの物語は完全完結です。
ですが北冠高校文芸部を舞台にした作品は『恋文参考書』のようにまた描きたいと思っていますので、その時にはまたお付き合いいただけたらと思います。
それでは、読んで下さった方に溢れるほどの愛を押しつけて。
2017/5/7