小さい頃から一緒にいて、大好きになるのは当たり前だった。
呼吸するのと同じように、自然なことだった。
でも、ほんの少しだけ君の〝好き〟とは段差があった。
両片想い、もどかしくていい!
お話を読み始めてまずそう思いました。
でも物語の終盤でようやく、ヒメとれいの〝好き〟に段差……意味の違いがあることに気付き心臓が握り締められる感覚を覚えました。
そばにいたい、離れたくない〝好き〟
彼女になってほしい、自分のお姫様になってほしい〝好き〟
〝好き〟の意味をひとつにしたくて頑張ったヒメちゃんを抱きしめたい。
幼なじみになるために頑張るれいくんの背中を押してあげたい。
ふたりに幸せが訪れますように。
思わぬどんでん返しが待ち受ける、幼なじみふたりの素敵なお話です。
ぜひご一読ください。