無口なセンパイに恋した仔羊
…相思相愛だった事が、嬉しかった。
…いつも、感情を表に出さない進藤さんが、こんなに情熱的な人だと、初めて知った。
…誰も、こんな進藤さんは知らないんだと思うと、ちょっと優越感。
…にしても。
「…少し、離れません?」
「…その気はない」
「…お風呂にも入れてないので、ちょっと」
自分の匂いが気になったりするんだけど。
「…オレは気にしない」
真顔で言われ、苦笑いしかでなかった。
「…進藤さん」
「…琉偉」
「…え?」
「…他人行儀な言い方が気に入らない」
「…琉偉、さん」
私の言葉に、若干納得できてない様子。
…仕方がないじゃないですか。呼び捨てなんて、出来ません。
「…何?」
「…本当の琉偉さんて、ちょっと甘えん坊なんですね」
その言葉に、目を見開く進藤…琉偉さん。
…いつも、感情を表に出さない進藤さんが、こんなに情熱的な人だと、初めて知った。
…誰も、こんな進藤さんは知らないんだと思うと、ちょっと優越感。
…にしても。
「…少し、離れません?」
「…その気はない」
「…お風呂にも入れてないので、ちょっと」
自分の匂いが気になったりするんだけど。
「…オレは気にしない」
真顔で言われ、苦笑いしかでなかった。
「…進藤さん」
「…琉偉」
「…え?」
「…他人行儀な言い方が気に入らない」
「…琉偉、さん」
私の言葉に、若干納得できてない様子。
…仕方がないじゃないですか。呼び捨てなんて、出来ません。
「…何?」
「…本当の琉偉さんて、ちょっと甘えん坊なんですね」
その言葉に、目を見開く進藤…琉偉さん。