絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
優也さんが引き出しの前へ歩いて行くと、「写真だ」と言い、振り向いた。
みんなも優也にさんに続いてそれを確認する。
見ると、コロッセオに連れてこられた5人の写真がそれぞれ5セット用意されている。
「みんなで決めるんじゃなくて、1人ずつで選べってことだな」
勲さんがそう言い、写真を1セット手に取った。
まるでトランプのようにして持ち、品定めを始めている。
あたしもそれに続き、写真を手に取る。
つい先ほどの間に撮られた写真なのか、みんな困惑した表情で写っている。
写真の右上にはAからEまでの英語がふられている。
この中で誰が勝つかを選べっていわれても……。
見た目だけなら、一番筋肉のついているAの人だ。
でも……。
あたしはモニターへ視線を移した。
Aが客席に気を取られている間に、残りの4人がなにからコソコソと話をしているのがわかった。
A以外の全員が今の状況を把握したのかもしれない。
そしてAを協力して倒すように計画を立てているのかも。
あたしは4人の写真を見た。
みんなそれぞれ体格はよくて、簡単に負けそうには見えない。
みんなも優也にさんに続いてそれを確認する。
見ると、コロッセオに連れてこられた5人の写真がそれぞれ5セット用意されている。
「みんなで決めるんじゃなくて、1人ずつで選べってことだな」
勲さんがそう言い、写真を1セット手に取った。
まるでトランプのようにして持ち、品定めを始めている。
あたしもそれに続き、写真を手に取る。
つい先ほどの間に撮られた写真なのか、みんな困惑した表情で写っている。
写真の右上にはAからEまでの英語がふられている。
この中で誰が勝つかを選べっていわれても……。
見た目だけなら、一番筋肉のついているAの人だ。
でも……。
あたしはモニターへ視線を移した。
Aが客席に気を取られている間に、残りの4人がなにからコソコソと話をしているのがわかった。
A以外の全員が今の状況を把握したのかもしれない。
そしてAを協力して倒すように計画を立てているのかも。
あたしは4人の写真を見た。
みんなそれぞれ体格はよくて、簡単に負けそうには見えない。