絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
ルーム7
ドアの外には相変わらずの通路が続いていた。
もう見慣れた通路を3人で歩いて行く。
昭代さんは犯人扱いされた事を怒っているのか、ずんずん1人で進んで行ってしまう。
「昭代さん、ちょっとゆっくり行きましょうよ」
脱出を目的としている者通しが離れてしまうのが嫌で、あたしはそう声をかけた。
しかし、昭代さんは振り向きもせず無言のまま歩いて行く。
後を追いかけようとしたあたしの手を、優也さんが掴んで止めた。
「今はそっとしておこう。俺はやっぱりあの人が怪しいと思うんだ」
「でも……」
あたしは不安になり、眉を下げた。
さっき感じた違和感が徐々に大きくなっていく。
もっと冷静になって考えるべき事があるんじゃないか。
そう思うのに、いくら考えても違和感の正体がつかめないまま、目の前に次のドアが現れた。
さすがに、ドアを開けるまではせずあたしたちが来るのを待っていた昭代さん。
もう見慣れた通路を3人で歩いて行く。
昭代さんは犯人扱いされた事を怒っているのか、ずんずん1人で進んで行ってしまう。
「昭代さん、ちょっとゆっくり行きましょうよ」
脱出を目的としている者通しが離れてしまうのが嫌で、あたしはそう声をかけた。
しかし、昭代さんは振り向きもせず無言のまま歩いて行く。
後を追いかけようとしたあたしの手を、優也さんが掴んで止めた。
「今はそっとしておこう。俺はやっぱりあの人が怪しいと思うんだ」
「でも……」
あたしは不安になり、眉を下げた。
さっき感じた違和感が徐々に大きくなっていく。
もっと冷静になって考えるべき事があるんじゃないか。
そう思うのに、いくら考えても違和感の正体がつかめないまま、目の前に次のドアが現れた。
さすがに、ドアを開けるまではせずあたしたちが来るのを待っていた昭代さん。