絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
「開けるわよ」
そう言う昭代さんに、あたしと優也さんは同時に頷いた。
そして、昭代さんがドアノブに手をかける……ドアが開いた瞬間、昭代さんが何人も目の前に立っていてあたしと優也さんは思わず後ずさりをした。
が、よくみればそれは天井まで届く鏡だったのだ。
昭代さんが鏡に向かって手を伸ばせば、鏡の中の昭代さんも同じように手を伸ばす。
そしてその鏡は迷路のように通路になっているのだ。
「この部屋で一体どうしろっていうのかしら……」
さすがに、鏡ばかりの部屋に足を踏み入れるのは勇気がいり、昭代さんはドアの前に立ったままでそう呟いた。
「メモはなにもないですか?」
あたしは昭代さんの横から部屋の中を覗き込みながらそう聞いた。
「メモ? あぁ、そうね、あるかもしれないわね」
そう言い、昭代さんが恐る恐る部屋に足を踏み入れる。
「あ、あったわよ」
迷路の入ってすぐ右側の鏡に張り付けられていたメモを外してそれを読み上げた。
「『迷路で出会った者を1人殺せ』
「やっぱり殺し合いをさせる気か……これはなんだ?」
あたしの後ろから部屋に入って来た優也さんが、床に置かれていた大きな箱を指差してそう言った。
そう言う昭代さんに、あたしと優也さんは同時に頷いた。
そして、昭代さんがドアノブに手をかける……ドアが開いた瞬間、昭代さんが何人も目の前に立っていてあたしと優也さんは思わず後ずさりをした。
が、よくみればそれは天井まで届く鏡だったのだ。
昭代さんが鏡に向かって手を伸ばせば、鏡の中の昭代さんも同じように手を伸ばす。
そしてその鏡は迷路のように通路になっているのだ。
「この部屋で一体どうしろっていうのかしら……」
さすがに、鏡ばかりの部屋に足を踏み入れるのは勇気がいり、昭代さんはドアの前に立ったままでそう呟いた。
「メモはなにもないですか?」
あたしは昭代さんの横から部屋の中を覗き込みながらそう聞いた。
「メモ? あぁ、そうね、あるかもしれないわね」
そう言い、昭代さんが恐る恐る部屋に足を踏み入れる。
「あ、あったわよ」
迷路の入ってすぐ右側の鏡に張り付けられていたメモを外してそれを読み上げた。
「『迷路で出会った者を1人殺せ』
「やっぱり殺し合いをさせる気か……これはなんだ?」
あたしの後ろから部屋に入って来た優也さんが、床に置かれていた大きな箱を指差してそう言った。