絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
昭代さんはあたしたちを狙ってくるだろうか。
さっきの部屋で優也さんと夏子さんを裏切ったように……。
あたしは手の中にある銃の感触を確かめた。
素人が片手で扱えるようなものじゃない事はわかっている。
昭代さんなら、しっかりと構えた状態であたしたちが来るのを待っているだろう。
そんな昭代さんに出くわせば、きっとあたしたちは銃を構える暇のなくやられてしまう。
それでも、あたしたちは手を離さなかった。
鏡の迷路を、息を殺して進んで行く。
昭代さんはどこへ行ったのだろう?
ゆっくりと歩いていても、あっという間に方向感覚は失われる。
あまり動かずにあたしたちがそばへ来るのを待っている可能性は高かった。
「出口はどこだ……」
優也さんが呟く。
さっきの部屋で優也さんと夏子さんを裏切ったように……。
あたしは手の中にある銃の感触を確かめた。
素人が片手で扱えるようなものじゃない事はわかっている。
昭代さんなら、しっかりと構えた状態であたしたちが来るのを待っているだろう。
そんな昭代さんに出くわせば、きっとあたしたちは銃を構える暇のなくやられてしまう。
それでも、あたしたちは手を離さなかった。
鏡の迷路を、息を殺して進んで行く。
昭代さんはどこへ行ったのだろう?
ゆっくりと歩いていても、あっという間に方向感覚は失われる。
あまり動かずにあたしたちがそばへ来るのを待っている可能性は高かった。
「出口はどこだ……」
優也さんが呟く。