絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
その形相にあたしは思わず後ずさりをした。
「朱里、大丈夫か?」
「あ、あたしは少しびっくりしただけ」
翔吾の手を握りしめる。
春奈はイジメに加担していたと言っていたが、もしかしたらイジメのリーダー格だったんじゃないだろうか。
売春でお金を稼ぐのは確かに悪い事だけれど、理由を聞けば情状の余地があるように思えた。
でも、真実にほんの少し嘘を混ぜていたのではないだろうか。
そう思わせる一面だった。
「クソ! 開けろぉ!!」
春奈のその声が聞こえて来た時だった。
不意に春奈が動きを止めたのだ。
そしてその体はグラリと真後ろへ倒れた。
「嫌!」
その姿から咄嗟に目をそらす。
春奈は目を見開き、口から唾液を垂らした状態で少しも動かなかったのだ。
「おい……!」
慌ててルキが駆け寄り、春奈の首に手を当てる。
「朱里、大丈夫か?」
「あ、あたしは少しびっくりしただけ」
翔吾の手を握りしめる。
春奈はイジメに加担していたと言っていたが、もしかしたらイジメのリーダー格だったんじゃないだろうか。
売春でお金を稼ぐのは確かに悪い事だけれど、理由を聞けば情状の余地があるように思えた。
でも、真実にほんの少し嘘を混ぜていたのではないだろうか。
そう思わせる一面だった。
「クソ! 開けろぉ!!」
春奈のその声が聞こえて来た時だった。
不意に春奈が動きを止めたのだ。
そしてその体はグラリと真後ろへ倒れた。
「嫌!」
その姿から咄嗟に目をそらす。
春奈は目を見開き、口から唾液を垂らした状態で少しも動かなかったのだ。
「おい……!」
慌ててルキが駆け寄り、春奈の首に手を当てる。