絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
「翔吾!?」
2人は春奈の体の前にしゃがみ込んだまま、動かない。
「痙攣してる……」
「え?」
「よく見て、2人とも体が痙攣してる! 動けないんだよ!」
桃乃にそう言われてみると、確かに2人とも小刻みに震えているように見える。
「でも……どうして!?」
「……生贄を助けようとしたからかも……」
そんな……!
あたしは翔吾とルキを見る。
桃乃と2人で2人を助け出すしかない!
その思った時だった。
2人が同時にビクンッと体を跳ねさせ、金縛りからとけたように動き出したのだ。
「くそっ! 電流で動きを封じるなんて卑怯だぞ!」
翔吾が叫ぶ。
「仕方がない、俺たちだけで行こう!」
ルキが咄嗟の判断で立ち上がり、走って部屋を出た。
春奈はまだ生きている。
だけど助けることはできない。
2人は春奈の体の前にしゃがみ込んだまま、動かない。
「痙攣してる……」
「え?」
「よく見て、2人とも体が痙攣してる! 動けないんだよ!」
桃乃にそう言われてみると、確かに2人とも小刻みに震えているように見える。
「でも……どうして!?」
「……生贄を助けようとしたからかも……」
そんな……!
あたしは翔吾とルキを見る。
桃乃と2人で2人を助け出すしかない!
その思った時だった。
2人が同時にビクンッと体を跳ねさせ、金縛りからとけたように動き出したのだ。
「くそっ! 電流で動きを封じるなんて卑怯だぞ!」
翔吾が叫ぶ。
「仕方がない、俺たちだけで行こう!」
ルキが咄嗟の判断で立ち上がり、走って部屋を出た。
春奈はまだ生きている。
だけど助けることはできない。