絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
ようやく、それが理解できたのだ。
翔吾もよろよろと立ち上がり出口へと向かってくる。
が、長時間毒ガスを吸い込んでいたので時々立ち止まり、血を吐いた。
「翔吾!」
あたしは翔吾の体を支えるために部屋に入ろうとした。
その時だった。
開いていたドアが勝手に閉まり始めたのだ。
中にはまだ翔吾がいる。
「ちょっと、どうなってるの!?」
ドアを開けようとするが、びくともしない。
「翔吾! 早く!!」
ドアの間からめいっぱい手を伸ばす。
翔吾があたしの手を掴んだ。
ドアはジワジワとその幅を縮めていく。
「来て!!」
あたしが叫び、翔吾の体を強引に引き寄せた。
次の瞬間、ドアはバンッ!と大きな音を立てて閉じてしまった。
翔吾もよろよろと立ち上がり出口へと向かってくる。
が、長時間毒ガスを吸い込んでいたので時々立ち止まり、血を吐いた。
「翔吾!」
あたしは翔吾の体を支えるために部屋に入ろうとした。
その時だった。
開いていたドアが勝手に閉まり始めたのだ。
中にはまだ翔吾がいる。
「ちょっと、どうなってるの!?」
ドアを開けようとするが、びくともしない。
「翔吾! 早く!!」
ドアの間からめいっぱい手を伸ばす。
翔吾があたしの手を掴んだ。
ドアはジワジワとその幅を縮めていく。
「来て!!」
あたしが叫び、翔吾の体を強引に引き寄せた。
次の瞬間、ドアはバンッ!と大きな音を立てて閉じてしまった。