絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
ルーム5
どうにか2人で部屋を出たあたしたちは、互いに支えあうようにして通路を歩いていた。
長い通路を歩きながら、ここから出た時の事を話した。
「朱里は、ここから出たら一番に何がしたい?」
その質問に、あたしはすぐ「翔吾とデートがしたい」と、答えた。
すると翔吾は楽しそうに笑って「俺もそう思ってた」と、言った。
灰色の通路の途中で何度か立ち止まり、あたしたちはキスをした。
それは吐血した時の血の味がしたけれど、今までで一番優しくて、深いキスだった。
「こんな事になるなら、キス以上の事もしておくんだった」
キスをした後、翔吾が冗談めかしてそう言った。
あたしはそれに対してほほ笑んだ。
「大丈夫だよ。ここから出たら、毎日でもできるから」
だけど、翔吾はあたしの言葉に返事をせず、再び歩き出した。
次の扉が出口でありますように……。
そう願いながら、歩いていた。
長い通路を歩きながら、ここから出た時の事を話した。
「朱里は、ここから出たら一番に何がしたい?」
その質問に、あたしはすぐ「翔吾とデートがしたい」と、答えた。
すると翔吾は楽しそうに笑って「俺もそう思ってた」と、言った。
灰色の通路の途中で何度か立ち止まり、あたしたちはキスをした。
それは吐血した時の血の味がしたけれど、今までで一番優しくて、深いキスだった。
「こんな事になるなら、キス以上の事もしておくんだった」
キスをした後、翔吾が冗談めかしてそう言った。
あたしはそれに対してほほ笑んだ。
「大丈夫だよ。ここから出たら、毎日でもできるから」
だけど、翔吾はあたしの言葉に返事をせず、再び歩き出した。
次の扉が出口でありますように……。
そう願いながら、歩いていた。