片思い二年、私の恋は叶わない

 自分の言動を思い出すたび自己嫌悪に落ちる。

 寧は好きだからって何度も言った。

 わざわざ言葉にするほど怒っていたってことだろうか。

 好きだから、親友でも傷つけるのは許さない、ってところだろうか。

 「わたしのばか」

 後悔ばかりが続いて、店を出たのは日が昇り始めた午前5時だった。

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