元ヤン少女が進学校へ。


校門を出ると、綺麗な夕陽が目に入った。


うわー。夕陽さんありがとう。


キミのおかげで
例え顔が赤くても言い訳できるぜ。


「…林崎って、学校なにで来てんの?」


「え?あ、徒歩かな。横川は?」


「俺は自転車」


「え、そうなの!?初耳!」


「おー、チャリ取ってくるから、待ってて」


そう言って、横川は自転車置き場へと
行ってしまった。


それと同時に、
繋いでいた手が自然と離れた。


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