元ヤン少女が進学校へ。

【柊季side】


……無防備なやつ。


規則正しい寝息をたてながら
目の前で眠る林崎を見て、そんなことを思う。


「クスッ…つーか寝んの早いな…」


3秒で寝るやつって
本当にいんのかなって思ってたけど……
目の前にいたわ。


……あともう少し…。


そんなことを思いながら
俺はまた、プリントに名前を書き始める。

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