元ヤン少女が進学校へ。


我に返り、俺は思わず腕を引っ込める。


「はぁ……何やってんだよ…俺」


ため息混じりに、ひとりつぶやく。


『恋愛対象として、
好きになっちゃった?林崎ちゃんのこと』


そして……以前、遥也に
言われた言葉を思い出した。


「……友達、だよな…。」


林崎の寝顔を見ながら
そんなことを言ってみる。

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