元ヤン少女が進学校へ。


「ほんとごめんッ」


あたしがそう言うと、横川は
ふっと笑って…


「いーよ全然。俺も球技大会に向けて
見学してたから」


そう言って、窓側にいた横川は
自分の席へと戻った。


「じゃあ、帰ろうぜ」


「あ、うん!」


あたしは、自分の机を元に戻し
横川の後に付いていく。


「あ、横川!ブレザーありがと!」


あたしは、畳んだブレザーを手渡す。


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