元ヤン少女が進学校へ。


「…おう」


と、ぶっきらぼうに受け取る横川が
なんか可愛いと思ってしまう。


「ふふっ…横川って、実は優しいよね!」


ブレザーかけてくれたり…
あたしが起きるまで、
さりげなく待っててくれたり…。


「あ?もともと、だろ」


「いやいや!最初なんて、
あたしのことシカトしてたよね!?
でも今は、こ~んなにも成長して…!」


「…おい。バカにしてる?」


と、軽く睨んでくる横川。

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