元ヤン少女が進学校へ。


「あ、声大きかった?ごめんごめん。
で、そこの所どうなのりんちゃん!」


「んー、まぁ強いて言うなら
友情の相思相愛?
とゆうか、相思相愛だと願いたい!」


だって、もしかしたら
友情の一方通行かもじゃん?


つまり、横川はあたしを友達とすら
思ってないかもしれないじゃないか……。


…うわ、想像しただけで
なんか泣きたくなってきた……。


なんて考えてるうちに……


『前から思ってたけど……
もしや、りんちゃんって鈍感?』


『うん、鈍感。
この先横川、苦労するわ…。
まぁ、見てて面白そうだけど!』


『里奈ちゃん、さてはSだね』


と、2人でコソコソしていたことを
あたしは知らない。

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