元ヤン少女が進学校へ。


「てか聞いたよ横川。
朝、ダルそうに教室を出て行ったんでそ?」


「……まぁ、実際のところ
球技大会なんて、めんどくせーし…」


「え。……あたしは知ってるぞ…。
今、横川が心の中で
『もう競技辞退して帰ろうかな…』と
思っていることを…!」


「あ?そんなこと、まだ思ってねーよ」


「ま、まだ?」


「俺は今、夕飯何食べようか
考えてたんだよ」


「………小学生か。」


と、真顔でつっこむあたし。


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