元ヤン少女が進学校へ。
でも…見なきゃ良かったな、って
…そう思った。
だってなんか、無性にイライラすっから。
『なぐさめてくれる?』
なんの話か分かんねーけど
そんなことを林崎に言ってやがる。
…なんで、向きあってんだよ。
つか、距離近くねぇか?
…なんて思う俺は、異常…なのかもしれない。
つーか。まるで俺、娘離れが出来ない
親父みてぇじゃねーか、ばかやろう。
……結局俺は、中に入ることなく
体育館へ戻った。
なんとなくだけど
あの場所にはいたくなかったから……__