元ヤン少女が進学校へ。
「あんたなんなの?!ずっと横川くんに
愛想振りまいてたくせにッ!」
「あああの…お、落ち着いてッ…」
…と、まるで暴れ回る客を
そっと和ませる店員さんのように
なだめるあたし。
「横川くんはあんたのこと
友達とすら思ってないっつーのッ!
勘違いしてんじゃないわよ!」
え…。横川の心の中を読めちゃう系ですか。
「横川くんに相手にされないからって…!
ちょっと飽きたら、次は尋斗くん狙い?
いい加減にしなさいよ!」
「……ひ、尋斗…くん?」
まって、そんな友達いたっけ!?
え、ほんとに分かんない。店長たすけて。
「とぼけてんじゃないわよ!
三浦 尋斗、知らないって嘘付く気?」
「あっ…!
み、み、三浦先輩のことでしたか…!」
そんなあたしの反応が
相当気に食わなかったのか
さらにあたしを睨む女の先輩。
店長おおおおおお!!!!