元ヤン少女が進学校へ。


「クスッ…ごめんごめん」


そう言いながら近くに来て、
床に転がったお茶を拾ってくれた。


「あっ、どうもありがとうございます!」


「どういたしまして。あ、それとさ…
俺の後輩、あんまりイジメないでよ愛華」


そう言って、三浦先輩の視線は
愛華先輩の方に向いた。


「ッどうして元カノの愛華より
その女をかばうの!?
尋斗は、その女に騙されてるのよ!
次はこの子と付き合う気なのッ!?」


「………」


な、な、なんだこの展開。


ッ昼ドラかよッ…!


と、思わず心の中でツッコんでしまう。

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