元ヤン少女が進学校へ。


「お、いいね!あたしも行き…」


と、オッケーしようとしたそのとき…


あたしはあることを思い出した。


あ……そうえばあたし
家の荷物全然片付けてないんだった。


「ご、ごめん!
あたし今日やることあるんだった。
また今度でもいい?」


「そっか、わかったよ〜!」


「あたしたちもまた今度にしよっか!
りんちゃんいないと寂しいし!」


「ささ、寂しいだなんてッ…。
ありがとう、ほんと大好き」 


半泣き状態で、
あたしは2人を抱き締める。


「あははっ!優花もりんちゃん大好き~」


「りんちゃんとは
昔から友達だった気がするよ!
なんかね、話しやすい!」


「んね!それじゃあ、またねりんちゃん!」


あたしは2人を見送った後
思わずニヤけてしまう。

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