元ヤン少女が進学校へ。


「…?」


不思議に思いつつも
再びあたしは歩き始めた…そのとき。


__ガラッ!


「…あ、茉実ちゃん。」


不意にA組の教室から
三浦先輩が出てきた。


「…え、えぇ!?」


赤くなっている先輩の頬を見て
あたしは目をぱちくりさせる。


ま、まさかさっきの音って……。

< 231 / 512 >

この作品をシェア

pagetop