元ヤン少女が進学校へ。
いや、ちょい待ち。
ふつーに考えて、伝わんないよね?
よし、あたしが教えてやろうじゃないか。
「あの、無言返しは返してないと思うのさ」
…なんと言ったら伝わるかな…
分かりやすく、分かりやすく……
「…その、なんと言うか
む、無言返しと超音波は一緒なわけよ!」
まって、あたし何言ってんだろ。
「つまり、無言返しは聞こえないのさ!
伝わんないよ!
ちゃんと、色を付けなきゃ!」
あたしがそう言うと、さっきとは真逆に
眉間にシワを寄せて
不満そうな顔をしていた。