元ヤン少女が進学校へ。

「大体、あんた横川くんの近くにいるけど
横川くんが女嫌いってこと知ってんの？」


「……」


「本当は無理してるんじゃないの～？
あんたと関わりたくないって
思ってるんだよ！愛華、前にも言ったよね？
横川くんはあんたのこと
友達とすら思ってないって！」


…そんなこと、わかってる。


でも、なぜそれを愛華先輩に
言われなければならないのだ…！


イライラがピークに達し
ついにあたしの拳は、
怒りでプルプルと震えだす。


「っぷ…！見て、震えてるよこの女」


「あははっ…！だっさー！」