元ヤン少女が進学校へ。


「行こ、愛華。」


「そうね」


そう言って、去って行く先輩たち。


「…っぷ。なんだ林崎。
もしかして、先輩に絡まれてたのか?」


「え、そこ心配するところですよねっ!?
なんでちょっと嬉しそうなんですか」


本当に変わってる、この人…。
なんで教師になったんだろう。


むしろ人間じゃない。チンパン……違うか。


「……あ、そうえば野球部の生徒が
先生のこと探してましたよ」


「あー忘れてた。おまえも早く帰れよー」


そう言って、
みつるはグラウンドへと去っていった。

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