元ヤン少女が進学校へ。


いつもなら、寝ている柊季の肩を軽く叩いて
『おっはー!』と言うけれど…


昨日の言葉を聞いてしまった以上
あたしには出来っこない…!


そうです。そうですとも!
あたしはこう見えて、チキンなのだ。


……あ。いや、お肉の方じゃないよ?


確かに最近、フライドチキンを食べ過ぎて
『あら、このお腹の肉どうしたの!』
とは、思っていたけれど…


今回は、臆病者の方のチキンね。


……じゃなくて。


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