元ヤン少女が進学校へ。
「ま、真桐…!え、久しぶりッ…!」
そこには、絶賛ヤンキー中の
真桐がいた。
「おー」
「あれ?今日輝っちは?」
「あー…あいつなら…」
と、真桐が何かを言いかけたその時。
「茉実ちゃーん…!」
と、少し遠くから輝っちの声が聞こえた。
輝っちはこちらに向かって
走ってきている。
「やっほー!!!」
あたしは手をブンブンと振りながら、
輝っちに向かって叫んだ。
「やっほー…って。……おまえは登山者かよ」
と、真桐がツッコむ。
「細かいところは気にしなーい!」