元ヤン少女が進学校へ。
「81 文代現 まーゆ桐真」
あたしは、プリントに書かれていることを
そのまま読んだ。
「あ?何言ってんだお前」
輝っちに開放されたゆーまが
あたしの隣に来て
プリントを覗き込んだ。
「クスッ…バカだなーおまえ。
その紙、逆さになってんぞ。」
バ、バカって言われた……。
てゆうか、せめて真桐にだけは
言われたくなかったかも……。
だって……
「…これは『真桐ゆーま 現代文 18点』
って読むんだよ!…分かったか?」
「………。」
よ、よくも堂々と言えたものだ…。
「81点じゃなくて18点…!?」