元ヤン少女が進学校へ。


「えぇ!?なにそれ!
そんなこと一言も言ってないし…!」


「俺だって、おまえのこと嫌いだなんて
一言も言ってねぇよ!つか、むしろ……す


「言ったよ!!!絶対言った!!!」


「はぁ?」


「だってあたし、聞いちゃったんだもん。
テスト終わったあと、教室で話してたこと!」


「……教室?」


「…うん。あたしのこと
『友達だなんて思えなくなった』って
柊季は絶対そう言ってた…!」


と、ついつい感情的に言ってしまう。

< 356 / 512 >

この作品をシェア

pagetop