元ヤン少女が進学校へ。


「お祭りといえば、焼きそばじゃね?」


「あと、リンゴ飴も!
ほら、行こう行こう!」


そう言って、あたしは柊季の手首を掴んだ。


「早くしないと売り切れちゃう…!」


「それはないから安心しろ」


そんな会話をしながら、
あたしたちはお祭り会場へと向かった。


柊季と前みたいな関係に戻れたことが
今のあたしには、
嬉しくて嬉しくて、仕方がなかった……__


< 363 / 512 >

この作品をシェア

pagetop